リベ活日記

リベラルアーツ×生活改善についてゆるく記録します

アンガーマネジメント⑤

こんにちは!

前回は怒りを覚えた人の健康への影響について考えました。正直ゾッとする内容でした。

今回は反対に、怒りをぶつけられた側の人の健康への影響についてです。

 

上司でも、パートナーでも、誰かから怒りを向けられた時、どんな気持ちになるでしょうか?

 

恐怖、悲しみ、怒り、困惑、無力感などの感情を覚えるかと思います。

ではそれを感じた時に、身体にはどんな変化が起こるでしょうか。

 

恐怖

1.急激な血圧上昇→心臓発作、脳卒中のリスク上昇

2.免疫機能低下→風邪や感染症にかかりやすくなる

3.消化不良や胃痛→胃酸過多、胃潰瘍

4.PTSD→「感じる脳」が過敏に→ストレス耐性低下

悲しみ 

1.急激な血圧上昇→心疾患リスク

2.白血球機能低下、過剰な炎症反応→免疫力低下

3.セロトニン減少(食欲調整する役割ある)→過食や拒食に→体重の急な変化

4.メラトニン分泌低下、交感神経が活性化→睡眠障害

困惑

1.脳の過剰なストレスによる血流の乱れ→頭痛やめ               まい

2.考えすぎる、交感神経優位でエネルギー消費→疲労感の増大

無力感

1.副腎疲労→ホルモンバランスが崩れる

2.代謝低下→肥満、糖尿病のリスク高まる

3.自律神経の乱れ→睡眠障害、低血圧、消化不良

4.抑うつの悪化→うつ病パニック障害のリスク高まる

※怒りを覚えた時の健康への影響は前回の投稿

「アンガーマネジメント④」をご覧ください。

例で挙げただけでもこれだけのことが考えられます。怒りを誰かにぶつけることがどれだけ危ないことなのか、そしてぶつけられた怒りをそのまま受け入れてしまうことがどれだけ怖いことなのか…

 

ここまでの僕の感想としては

 

「どうにかして自分の怒りと、誰かから向けられた怒りをただしく処理できるようになりたい!!」

 

これが一番です。

 

もうちょっと深掘りしてみます。アンガーマネジメント。

 

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!

 

 

アンガーマネジメント④

こんにちは!

アンガーマネジメント③の続きです。

ここまで怒りをぶつけることが、自分と周囲の人の脳に与える影響について書いていました。今回は怒りが、怒っている人の健康に与える影響について考えていきます。

 

中枢神経系と免疫系は繋がっている!

つまり、心の健康と体の健康は関係しているということです。

これが今回の結論です。

 

「そんなの当たり前じゃん」

 

私はまず、そう思いました。

だって、メンタルの不調によって胃に穴が空いたり、円形脱毛症になったりすることはありますよね。「怒ると肌に悪いよ」なんて聞いたこともあります。

たとえば僕がそういう友達に声をかけるとしたら「無理しないでね」と言うでしょう。

 

「でも無理をしないでねとは言うけれど、何をどう無理しないようにすればいいんだろう?」

 

そんな疑問も同時に浮かんでしまいます。

どうすればいいかを考える為に、心と体の関係についてもう少し踏み込んで見ていきたいと思います。

 

ある実験を紹介します。

「リンパ節と脾臓(細菌、ウイルス、がん細胞を排除する役割等を担う)から神経を除去した動物にウイルス感染させると、免疫反応が大幅に低下する」

 

神経系は免疫系が働く上で不可欠ということです。

脳が過度にストレスを感じることは免疫力が弱まることを意味しているのですね。

怒りの直後2時間以内は心臓発作のリスクが5倍くらいに跳ね上がるなんて研究もあるようです。。

怒りを覚える→アドレナリンが心拍数を上昇させる→血圧上昇→血管が収縮して心臓に負担がかかる→心筋梗塞等の心臓病のリスクが上がる!

こんなメカニズムです。

怒りを覚えて手が震える経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?

怒りを覚えたら、殴る等、激しい動作の為のエネルギーをつくるように人はできているということです。

他にも怒りを覚えるとコルチゾールというストレスホルモンが発生して血管を傷つけて動脈硬化に繋がったりするそうです。怖いですね。

 

今まで僕が軽視していたアンガーマネジメントが、もしかしたら自分の健康を守る術だとしたら?なんて思うようになってきました。

とりあえずその話もおいておいて、次は怒りを向けられた人の健康に与える影響について考えていきます。

ありがとうございました!

 

 

アンガーマネジメント②

 

こんにちは!

今回は前回のアンガーマネジメント①の続きです。アンガーマネジメントがなぜ必要なのか?について考えていきます。

 

簡単に言うと、「自分と自分の周囲の人」の

1.脳のパフォーマンスを下げない為

2.免疫力を落とさず、健康でいる為

この2点なのではと思っています。

 

まずは「自分」の脳のパフォーマンスについて考えます。

 

僕は最初「どうやって怒りを抑えつければいいんだよ…」とか「相手だって悪いのに…」みたいなことを思って、アンガーマネジメントが自分にメリットがあることだと思えなかったんです。実際には怒りをマネジメントするわけで、抑えつけることではないのに勘違いしていたんですよね。

ちょっとここで皆さんに質問です。

ついカッとなって怒った後に「あんな言い方しなければよかった…」

みたいな経験はないでしょうか?


それは脳内の扁桃核という「感じる脳」が、大脳新皮質という「考える脳」を支配してしまうことが原因なんです!!これは脳科学の分野で判明していることなんです。

つまり怒りという感情が、考える機能をハイジャックして人の行動さえもコントロールしてしまうみたいなのです!! 

これが怒ったときに理性を越えて言うつもりのないことまで言ってしまう原因だったのです。ゾッとしませんか?

 

人間は落ち着いている時、「考える脳」が「感じる脳」をコントロールすることができています。喧嘩しても、お互い冷静になれば

「言い過ぎてごめん」

「私の方こそ気付かなくてごめんね」

と伝えられると思います。

 

「冷静でいること」の大切さを身に沁みて感じます…!

喧嘩の最中にムキになって相手の揚げ足ばっかり取ってしまう、
怒りに任せて部下を叱責して関係性が壊れてしまう、
余計なことを勢いで話してパートナーを傷つけてしまう….。

考える力を失うことは仕事やスポーツ、恋愛等いろんな場面で自分本来の力を発揮できなくなることになってしまうんですね。

「じゃあどうすればいいんだ?」と思うかもしれませんが、冷静でいる為の手法については後に触れるとして、次に怒りをぶつけられた人の考える能力への影響について考えていこうと思います!


ありがとうございました!

 

アンガーマネジメント③

こんにちは!
今日は前にあげていたアンガーマネジメントの一環で、怒りをぶつけられることで考える力に影響するのか、ということについて考えたいなと思います。

まずは僕の職場の例をあげると、よく上司が「なんでこんなミスをしたんだ?確認しろと言っただろう!!!」という風に怒鳴ることがあるんですよね…。

こうやって怒鳴られた時の部下の反応としては
頭が真っ白になってしまって「す、すみません!!」しか言えなくなってしまうとか、
「で、でも確認したつもりで…!」とパニックになり防衛本能から言い訳を探してしまっていたり、
逆に「そんなに怒鳴らなくてもいいじゃないですか!!!」と感情的に反論してしまうとか…。
多分皆さんも職場とかで一度は見た事ある光景だと思います。

そういった反応をすると上司はさらに激怒します。
「言い訳するな!!そういう姿勢だからダメなんだ!!」とまぁ人格否定のようなことまで…。
そうなると怒られた部下は心臓バクバク、頭真っ白、何にも言えずに思考が停止してしまいますよね。

これは強い恐怖とストレスで「考える脳」が機能しなくなった例です。
反論=戦う、沈黙=逃げる、固まる=思考停止という防衛反応が優先されることによって起こります。
これでは伝えたいことは伝わりません。
結局部下の仕事のパフォーマンスも落ちてしまいますよね。この上司だってそんなことは望んでないはずです。

怒りをぶつけられると、誰しも思考能力が弱まったり、怒っている人の気持ちに共感することが難しくなったりしてしまうのですね。

怒られる方にも、怒る方にも「考える脳」がハイジャックされないようにする為にできることはあるようです。でもまずは、感情をぶつけることでは相手に伝えたいことが伝わりにくくなってしまうということ、つまり相手の考える力を奪ってしまうということを改めて心に留めておこうと思います。

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

アンガーマネジメント①

こんにちは!
アンガーマネジメントって聞いたことがありますか?「6秒ルール」とかなら聞いた事がある人は多いかもしれませんね。(怒りを感じた時に6秒待つことで衝動的な行動を防ぎ冷静さを取り戻すテクニック)
でも実際、アンガーマネジメントを実生活に浸透させるのは難しい!!!!!!
なのでアンガーマネジメントについて緩く考えたことを纏めてみようと思いました。

 

僕が会社でのアンガーマネジメント研修に参加した時のエピソードを紹介します。
僕はまだぴかぴかの社会人一年目だった事もあり、1番前のど真ん中に座らされました。
そんな講師の目の前の目立つ席にも関わらず、頭がガックンガックン動くほどの居眠りをかましてしまったのです。言い逃れできないレベル。
疲れてたんですよ…!!言い訳でしか無いですけど…!!

その研修後に真顔の上司に呼び出されて「俺は6秒待たないぞ」とブチ切れられたのは苦い思い出です…。
外部講師の方や研修に参加した全ての関係者に迷惑をかけてしまったことは申し訳なく思っています。
ただ、アンガーマネジメントの研修で居眠りをした部下に対し、アンガーをマネジメント出来ていない上司がブチ切れるというなんともお粗末な結果になってしまいました。

まぁ当時の僕は怒られてる最中も「この上司人間味があってわりと好きだな」なんて呑気なことを考えていたんですけども笑

実際のところアンガーマネジメントがなぜ必要なのか?ということよりもアンガーマネジメントのやり方のみに焦点が当てられてるように感じるのは僕だけでしょうか?
6秒ルールにしても「6秒待ったら怒っていい」みたいな誤解あるようです。

なので次回はアンガーマネジメントが必要な理由について考えていきたいと思います!

リベラルアーツって?

こんにちは!

今回は僕が学びたいリベラルアーツとはなんぞや?について考えたいと思います。ある大学の教授にこの質問をしてみました。

 

教授「リベラルアーツは自由に考える技術です。」

僕「。。。」

 

この時は全く意味がわかりませんでした。

しかし、今はリベラルアーツは人が自由になる為に必要な知恵だと考えています。

 

例えばですが、大好きなゲームをクリアする為にはゲームのルールを把握しないといけません。

楽しくホームページやアプリを作るなら、プログラミングについて学ばないと難しいですよね。。

野球を楽しむなら、ランナーは一塁から順に走らないといけないし、キャンプを楽しむなら火起こしの原理は理解しておきたいです。

これらのルールを理解した上で、自分のやりたいことが実現できるのだと思います。

 

経済学はお金の動きを理解する為に必要なルールみたいなものですね。このルールを知らずに働いてお金を稼いで生きていくのは、火を起こせないキャンプくらい難しいかもしれません。

 

脳科学、心理学は人がどう感じるか?どう考えるか?の為のルールです。このルールを知らずにダイエットをするのは、勉強を全くせずに東京大学を受けるくらい無謀なことではないでしょうか。現に僕の妻は毎日「ダイエットは明日から」と言っています笑

 

こんな感じで、リベラルアーツは特別なことでは無く人について理解する為のツールなようです。それらを理解するからこそ、自分の人生というゲームを自由に楽しめるのかもしれません。

そんなリベラルアーツを皆さんとまったり勉強していけたらと思います。

ありがとうございました!

 

 

 

自己紹介

はじめまして。リックといいます。

リベラルアーツを学んで、日常生活に活用しながらQOLを向上させたいと思い、ブログにその記録を残すことにしました。

部活動、受験、アルバイト、恋愛、就職活動、友人や職場の人間関係、結婚、介護等日常生活には沢山の場面があり、その中で壁にぶつかることが誰にもあるのではないかと思います。どうしたら、より豊かに過ごせるようになるかと考えていくなかで、僕はリベラルアーツに出会いました。

僕がリベラルアーツに出会うまでの過程をゆるゆるとご紹介させていただきますので、もし良ければその後の試行錯誤の旅にゆるっとお付き合いいただけると嬉しいです。